たんぱく質とBCAA

タンパク質とBCAAは切っても切れない関係ですね。
それはBCAAはタンパク質を構成しているからです。

まず、このBCAAと呼ばれている、3種類の必須アミノ酸が、
どれほど人体にとって重要なものかを見てみましょう。

そもそも人間の身体ですが、おおよそ60%が水分です。
そして残りの半分がタンパク質からできているのです。

そして、その「タンパク質」を構成しているのが「アミノ酸」なんですね。



おおよそ20種類のタンパク質が人体に必要、といわれていますが、
そのうちの9種類は人間の身体の中では合成することができないのです。

そこで外部から(食事から)採り込まなければならない。
その9種類の外部から摂取する必要があるアミノ酸が、「必須アミノ酸」です。

Q&Aコーナー|山口県肝疾患診療連携拠点病院 山口大学医学部附属病院 肝疾患センター

必須アミノ酸の中でも、筋肉の主たる成分であるものが3つあります。
それは、バリン、ロイシン、イソロイシンの3種類の必須アミノ酸です。

筋肉は体中すべての動きの源であるので、筋肉を形成しているこの必須アミノ酸は、
もっとも大事なアミノ酸、ということができますが、

さらに筋肉を構成している全体のアミノ酸の3~4割がこのBCAAなのです。

Effects of squat exercise and b... [J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 2009] - PubMed - NCBI

そしてタンパク質補給というと、プロテインを想いうかべる人も多いと思いますが、
プロテインとBCAAとの間にも違いがあります。

まず、BCAAはアミノ酸なので、タンパク質の最も重要な一部と思っている人も多く、
最も重要であるならば、大量摂取すればいい、
というように考えがちですが、それは結果的に無駄になってしまうのです。

たしかにBCAAはタンパク質合成では重要な存在なのですが、
タンパク質の合成には、すべての必須アミノ酸が必要なのです。

たとえば、もしも必須アミノ酸の一部が不足していたとしましょう。
すると、たんぱく質の合成は、その一番少ないアミノ酸の分のみになってしまうのです。

そういう意味では必須アミノ酸すべてが入っている「プロテイン」と、
BCAAを比較すること自体に意味が無いでしょうね。

BCAAだけを摂取する理由は他にあるのです。
筋肉の損傷を回復させたり、疲労を抑えたり、あるいは、
体内組織の修復を早めたり、頭をスッキリさせたり、
またダイエットにも効果を発揮します。